【痛みの原因を知れ】野球に必要な柔軟性の評価(肩甲骨、肘、股関節、膝)

 

 

痛みの原因を知れ

 

 

 

野球肘・野球肩は「投げ過ぎ」が原因と思われがちですが、それ以前に、負担がかかりすぎる悪いフォームで投げていることが根本的な原因です。
まず「良い投球フォーム」を知ることが先であり、そして、そのフォームを可能とするための「柔軟性」を備えているかを確かめることが必要なのです。

 

 

 

こんにちは。
『テックロ野球研』のテックロです。

 

野球DVD「故障再発防止プログラム/パフォーマンスライン」の中で高島誠氏が解説されている野球に必要な柔軟性とチェック≠ご紹介します。

 

 

 

 

投手パフォーマンスライン〜投手の故障再発防止プログラム〜

 

 

 

 

このDVDの最初に解説されている「投球動作」を行うには、まずはそれができるための体の柔軟性を備えていることが必要不可欠です。

 

ちゃんとしたスポーツ整形外科にかかったことがある選手は、この体の柔軟性を評価してもらったことがあるでしょうが、そういう機会に恵まれていない選手も多いと思います。

 

そこで、まだ柔軟性の評価をしたことがない選手は、このDVDで柔軟性のチェックをして、自分の身体の問題点をあぶりだし、その上で現時点の自分にとって特に必要なストレッチ、トレーニングを明らかにしてください。

 

 

 

柔軟性のチェック項目

 

 

DVDでチェックする項目は以下の通りです。

 

 

  • 股関節の内旋
  • 股関節の外旋
  • 股関節の屈曲
  • 踵とお尻の距離
  • 股関節の外旋・内旋の複合的評価
  • 股割→手のひら・肘・頭
  • 肩の柔軟性→水平屈曲(HFT)の評価
  • 肩甲上腕関節の柔軟性(CAT)の評価
  • 肘:エルボーエクステンションテスト
  • 肘:エルボープッシュテスト
  • スクワットテスト

 

 

なお、上半身と下半身の各部位の柔軟性をチェックするだけでなく、両者の関連性もチェックします。

 

つまり、肩やひじの柔軟性が低い事の原因が下半身にあるのではないか?という問題のあぶりだしです。

 

 

では、このチェック項目の中から、「肩の柔軟性→水平屈曲(HFT)の評価」「股関節の柔軟性との関連性」について、私テックロがチェックしてみます。

 

 

 

肩の柔軟性→水平屈曲(Horizontal Flexion Test)の評価

 

 

本来、このチェックは仰臥位肩甲骨を固定して行います。
ですが、ここでは、一人で立ってできる簡易的なチェック方法をご紹介します。

 

誰か手伝ってくれる人(お父さんなど)がいる場合は、仰臥位で肩甲骨を固定してチェックしてください。やり方はDVDで解説しています。

 

 

まずは、右の肩の柔軟性をチェックします。

 

右の手のひらを左肩の上に乗せてください。

 

 

 

 

 

そして、肘を左方向に水平に屈曲します。
できるだけ、いけるところまで水平屈曲します。

 

 

 

 

 

そして、肘の先端顔の中央(鼻のライン)を越えたらギリギリ合格です(もっと先までいくことが理想)。

 

 

 

 

 

 

 

越えない人は、肩の柔軟性に問題があると考えられます(テックロは不合格。オッサンですから・・・)。
なので、基本的にはLesson8をしっかり行わなければいけません。

 

同様に、左肩の柔軟性もチェックします。

 

 

 

股関節の柔軟性との関連性

 

 

上記のように、肘が顔の中央ラインを越えなければ、基本的には肩の柔軟性に問題があると考えらます。

 

しかし、肩だけではなく、股関節の硬さが肩の柔軟性に悪影響を及ぼしているケースもあります。
そこで、肩と股関節の柔軟性の関係もチェックする必要があります。

 

 

では、ここでも(本来は仰臥位で行うものですが)立って簡単にできる方法でチェックします。

 

 

股関節が固い人は、特にこの部分が固くなっています。

 

 

 

 

 

 

しかし、人間の体の構造上この硬い部分は膝を曲げると、硬さが和らぎます。
そこで、この体の性質を使って、股関節の硬さと肩の柔軟性の関連性を調べます。

 

 

まず、立った状態で、右・左の肩の柔軟性をチェックします(水平屈曲)。

 

 

 

 

 

 

 

次に、膝を地面につけて(つまり、膝を曲げた状態で)同様に肘を水平屈曲させます。

 

 

 

 

 

 

もし、膝を曲げた状態の方がより肘を水平屈曲できるのであれば、股関節の硬さが肩の柔軟性に悪影響を及ぼしているということになります。

 

そういう選手に肩が張っている、肩に違和感があるという症状がでた場合、肩のケア(アイシングやノースロー調整)だけをしても、問題の根本的解決にはなりません。
股関節にも問題があるので、Lesson2の股関節のストレッチLesson4もしっかりとやらなければならない、ということになります。

 

 

柔軟性のチェックは定期的に行う必要がある

 

 

このDVDで学んだ柔軟性のチェック方法。
一度やれば終わり、ではありません。

 

 

選手の体の状態は常に変化します

 

 

春先に肩の状態が良かったとしても、夏場になったら悪化しているといったケースは多々あります。
なので、定期的にチェックをしてください。

 

特に、体のどこかに違和感が出たらすぐにチェックすること。
通常、痛みが出る前段階で、違和感がでたり、あるいは力が入りにくくなる、といった前兆が現れるものです。

 

なので、例えば「最近、肩に力が入りにくくなったな・・・」と感じた場合は必ず肩の柔軟性のチェック、それから下半身との関連性をチェックしてください。
そして、問題点をあぶりだして、適切なストレッチ、トレーニングを行う。

 

そうすることで、練習・試合を休むことなく体を元の良好な状態に戻すことが可能になります。

 

痛みが出てから病院、となると数か月単位でプレーができなくなってしまいますからね。

 

 

 

私の息子は肘を痛めた時に、プロ野球チームドクターもしている有名な医師に柔軟性の評価をしていただく機会に恵まれました。
評価の仕方はこのDVDとほぼ同じでしたね。

 

HERT (Hyper external rotation test)
CAT (Combined abduction test)
HFT (Horizontal flexion test)
EPT (Elbow push test)

 

このあたりのチェックは、ちゃんとしたスポーツ整形外科であれば当然に行っているようです。
ただ、上半身と下半身の関連性まで評価してくれるところはあまり多くないのではないでしょうか?

 

 

 

⇒「故障再発防止プログラム/驚異の投手パフォーマンスライン」を使った感想・体験談

 

 

 

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