団員募集のための少年野球のチラシ→デザインとキャッチコピーが全てです!
「父母会長必見!消滅しそうな野球チームに部員を勧誘する方法」でも説明しましたように、
チラシは「野球に興味を持っていなかった子供」を誘うためのツールです。
学校帰りの子供たちに大量に配布します。
なので、ぱっと見≠ェ全てです。
中身≠ナはなく見た目
チラシを手に取った瞬間に「え?なんか楽しそう・・・」と感じさせることができるか?
これが全てです。
それがなければ捨てられますから。
チラシで興味を持たせるために必要な要素
1 写真
2 チラシ上部のキャッチコピー
3君を誘っているんだよ≠ニ伝える具体的なメッセージ
それから、「親」に行動を起こさせるための要素として
4 体験会開催のお知らせ
それ以外の要素は記載しません。
情報量が多いチラシは捨てられますから・・・
以下、要素ごとに説明します。
写真
写真が最重要です。
「野球って楽しそうだな〜」
「かっこいいな〜、僕もやってみたいな〜」
そう感じさせるような写真を掲載する必要があります。
つまり、選手が生き生きとプレーしている写真です。
文章ではムリですよ?
文章で子供を惹きつけようとしても読んでもらえませんから。
速攻で捨てられます。
子供の興味を惹きつけるツールは写真しかないのです。
なお、部員全員が整列している写真をチラシ・ポスターに掲載しているチームもありますが、それは効果的ではありません。
行儀よく整列している部員たちの写真を見てワクワク≠キる子供はいないでしょう?
「僕もあんな風に行儀よく並びたい!」なんて思いませんから。
入団すべきチームを探している親子≠ノ対してであればそれでも良いでしょうが、
野球に興味を持っていない子供≠ノ対しては効果がありません。捨てられるだけです。
かっこよく躍動している選手の写真を使う
これだけで部員募集の効果は激増しますよ。
チームの子供が躍動している写真を使ってください。
チームの現役選手の写真を使いましょう。
それを見て興味を持った子供たちにとっては、写真に写っている選手があこがれの選手≠ナす。
あこがれの選手≠ェグランドにいたら、ますます入団したくなりますよ!
キャッチコピー
写真の次に重要なのが、キャッチフレーズ。
サンプルチラシのこれです。
「僕たちと一緒に野球をやろうよ!!」
この一言をチラシの一番上(最初に目が行く場所)に大きめのフォントと目立つ色で載せます。
パッと見て、このキャッチフレーズがあるからこそ、
「僕もやってみようかな・・・」と思わせることができるのです。
これは野球チームの部員募集チラシに限った話ではありません。
ビジネス用のチラシでも、たいてい上部にキャッチフレーズ≠ェ記載されています。
チラシを手にとって最初に目が行く最上部に感情に訴えるフレーズ≠入れる
これはチラシ営業の鉄則です。
チラシを捨てさせないための基本なのです。
だから、野球チームのチラシにも、このフレーズを入れるのです。
君を誘っているんだよ≠ニいう具体的な文章
しかし、野球チームのチラシの場合、冒頭のキャッチコピーだけでは足りません。
さらに、君を誘っているんだよというメッセージを具体的に伝えることが必要です。
サンプルチラシのこの部分です
チラシを見てちょっと野球に興味を持ったけど、中には気後れする子供も必ずいます。
「野球楽しそうだけど・・・もう6年生だからな・・・」
「お父さんには高学年になってから考えろって言われてるし・・・」
「女の私が野球って・・・ムリだよね・・・」
こんなふうに思ってしまう子供が必ずいるのです。
だからこそ、そのような子供たちを安心させる誘い文句を具体的に記載するのです。
「野球初心者大歓迎!」→「僕、野球したことないけど・・・ちょっと行ってみようかな」
「小学校1年〜6年」→「1年生でも入れてもらえるんだ!」「6年生からでも入部できるのか・・・」
「男子・女子を待ってます」→「女の子だけど・・・やっぱり野球したい!」
と、思わせる効果が必ずあります。
絶対に記載すべき文言です。
体験会開催のお知らせ
チラシは体験会開催日の2週間くらい前に配ります。
だから、体験会の開催場所、日時を明確に記載します。
つまり、「チラシ配布」は「体験会」とセットなのです。
なお、「体験会」とは関係なくチラシを配布・掲示しているチームもあります。
そのようなチラシには「随時、体験会実施中」「いつでも体験に来てください」と記載されています。
でも、それではなかなか体験には来てくれませんよ・・・
実際そうですよね?
体験会には親にも来てもらいます。
子供だけ参加しても、親がいなければ入団には至りませんから。
でも、親は忙しいのです。
休日くらいは家でのんびりしたいんです。
ましてや、ターゲットは「野球に興味がない親」です。
「随時、体験会実施中」では重い腰は上がりませんよ?
だからこそ、日時を指定して体験会を実施する必要があるのです。
ビジネスでは消費者に行動を起こさせるために締め切り効果≠使います。
野球チームの部員募集でも同じです。
締め切り≠明記したチラシを配ることで、親に行動を起こさせるのです。
「写真」「キャッチコピー」「君を誘っているんだよ≠ニいう具体的な文章」の3要素は
「子供」に興味を持たせるための要素でした。
しかし、「体験会のお知らせ」は違います。
ここは、「親」に行動を起こさせるために絶対に必要な要素なのです。
チームの基本情報は掲載しない
部費や親当番等、チームの基本情報までもチラシに記載しているチームがあります。
でも、この情報までチラシに載せたら、情報量が多くなってゴチャゴチャしてしまいます。
ゴチャゴチャしたチラシを渡しても子供は読む気がしませんよ?
捨てられます。
これでは意味がないのです。
だから、子供に配るチラシは、情報量が少ないインパクトのあるチラシにすべきです。
子供に興味を持たせる情報だけを載せるのです。
その結果、子供がチームに興味を持てば親に相談します。
「野球チームの体験会に行ってみたいんだけど・・・」と。
そうなると、親はそのチームについて調べようと行動を起こすはずです。
チラシの最下部の検索窓ロゴをみてネット検索をする
→チームのホームページにたどり着き、そこでチームの基本情報を確認する
この流れを作ればいいのです。
チームの基本情報はチラシには不要なのです。
安っぽいチラシは作らない
以上が、部員募集に効果的なチラシの要素です。
この要素を備えたチラシを作ってください。
ただ、最後にもう一点、大事なことがあります。
品質の良いチラシを作ってください。
見た目が悪いと子供の感情を揺らすことはできません。
捨てられますから。
自宅のプリンターで印刷したチラシを配っているチームもありますが、
これではきれいに印刷できないし、費用(インク代!)も余計に掛かってしまいます。
そもそもこれでは企業のスポーツスクールのチラシに勝てません。
チラシはネット印刷会社が用意しているテンプレートを使って作成し、印刷も業者に任せましょう。
その方が綺麗なチラシができ上り、なおかつ費用も低く抑えることができます。
写真入り年賀状と一緒ですよ。
それに業者に頼んで費用を部費で清算するのがチームの運営方法として最も透明ですから。
不平不満の原因をつぶしましょう。
では、次のページで業者のテンプレートを使ったチラシの作り方を説明します。
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