ピッチャーの体幹部の筋力強化トレーニング〜投球に必要な運動の軸を作る
上下軸
こんにちは。
『テックロ野球研』のテックロです。
野球DVD「ピッチング・スピードアップ・プログラム」の中で森部昌広氏が解説されているピッチャーの体幹部の筋力強化トレーニング≠ご紹介します。
ピッチャーが体幹部の筋力を強化する必要性
運動の際に必要な体幹の軸は大きく分けて3種類あります。
上下軸
前後軸
左右軸
この中で、野球のピッチングにおいて特に重要となるのが上下軸です。
ピッチャーは体をひねってボールを投げるので、上下軸が強くないと下半身で生み出した力が分散されてしまい速いボールを投げることができないのです。
そのため、特にピッチャーは体幹の上下軸を強くしなければいけません。
なお、体幹の一般的な鍛え方として、腹筋トレーニング(仰向けに寝転がって上下に反復する運動)があります。
しかし、このトレーニングはあまり効果的ではありません。
なぜなら、この反復運動の中で体幹部に筋肉の緊張を呼び起こすのは一瞬しかないからです。
これでは体幹を効果的に強くすることはできません。
さらには、やり方を間違えると怪我につながってしまいます(頸椎を痛めるなど)。
したがって、もっと効果的なトレーニングをすべきなのです
ピッチャーの体幹部の筋力を強化するためのプログラム
DVD「ピッチング・スピードアップ・プログラム」ではピッチャーの体幹部の筋力を強化するためのプログラムとして、以下の9つのメニューを紹介しています。
- 静止腕立てA(1:27:26 *再生時間)
- 静止腕立てB(1:28:47)
- 静止腕立てC(1:30:25)
- 静止腕立てD(1:31:34)
- 鉄棒にぶら下がって行う動作A(1:33:38)
- 鉄棒にぶら下がって行う動作B(1:35:10)
- 鉄棒にぶら下がって行う動作C(1:36:59)
- 床上に寝転がっての動作A(1:38:44)
- 床上に寝転がっての動作B(1:39:35)
この中から「静止腕立てB」と「床上に寝転がっての動作A」をテックロが実践してみます。
静止腕立てB
床の上に両足を重ねて伸ばします。
ヒザが曲がらないように気を付けて。
そして、軸となる手でしっかりと体重を支えます。
体を持ち上げて一直線に伸ばす。
足首、ヒザ、股関節、肩 耳の穴までが一直線になるようにしましょう。
わき腹が緊張していることを確認する
30秒ほど静止
もう片方の手でもやりましょう
床上に寝転がっての動作A
まず、仰向けに寝る
足を垂直に上げる
ヒザは曲げないように気を付ける。
この状態ですでに腹筋に緊張が生じているのでトレーニング効果があります。
さらに、この状態から両手を上に上げ、指先をできるだけ高いポジションでキープする。
上げたり下ろしたりはしない。
この状態で30秒キープ
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