ママ人脈を使った部員勧誘はかなり有効!でもトラブルのリスクもあります・・・
これまで、ホームページ、ブログ、チラシを使った部員募集方法について説明してきました。
結構考え抜いて作り上げた戦略なので効果は高いと思います。
なのですが・・・
それと同じくらいに効果が高い勧誘方法があります。
ママ人脈
結構、この人脈から入部してくる子供はいますね。
あなたのチームにも何人かいるんじゃないでしょうか?
少年野球チームの母たちの中にはチームの活動に熱心な方が多いです。
だから、部員募集活動にも積極的です。
ありがたいことです。
知り合いのお母さんに小学生の子供がいたら、
「今度、うちのチームの練習に○○君を連れて来てきてみない?」と声掛けをしてくれます。
それは本当にチームにとってありがたいことです。
なのですが・・・
その結果、たいして興味もないのになんとなく子供を体験会に参加させ、その場のノリで入団してしまう、というパターンもあります。
不思議なことに、あるんですよ。
それでも、
子供が野球を好きになり一生懸命に練習して上手くなる、
母も父も子供と一緒に熱心にチームの活動に参加する、
という状況になればいいのですが・・・
半ば強引に入団させられるケースですから、その後上手くいかないこともあります。
子供は全然上達せずに試合に出られない。
親は予想外の親当番の重さに耐えかねてチーム活動にあまり参加しない。
結局、親子でチーム内の浮いた存在になり、お互いにとって不幸な状況になる、というケースもあるのです。
私の息子が所属していた少年野球チームでも、そのようなことがありました。
あるママが、もともと知り合いだったお母さんを誘って、その息子さんがチームの練習に来たのです。
その時期、子供の数が少なかったものですから、チームの子供たちが熱心にその息子さんを誘っていました。
ママたちも、獲物に群がるように、そのお母さんをちやほやして、「楽しいわよ〜」などと半ば強引に勧誘していました。
で、その日のうちにです。
「僕、入る」
と、息子さんが言うわけです。
おそらく、ほとんど運動したことがないような子供でした。
4年生でしたけど、レベル的には1〜2年生くらい。
でも、周りの子供たちにちやほやされて、その気になってしまったようです。
「ほら〜!○○君もこう言ってるし〜」
と、チームの母たちはテンション上がりまくり。
で、その子のお母さんは、チームの基本的な決まり事もよく把握していない状態で
「まあ、この子がそう言ってるんだったら・・・」
と、その場の雰囲気に流されて入団を決めてしまったのです。
体験練習に参加する前は、とりあえず行ってみようか・・・≠ニいう軽い気持ちだったと思います。
でも、入団してしまったのです・・・
で、その後トラブルになりました。
お父さんの許可なく入団してしまったものですから、お父さんは当番に全く参加しません。
「あそこのお父さん、全然協力しないよね〜」と陰口が始まります。
お母さんも、その雰囲気を察して、母たちの輪から距離を置くようになります。
息子は息子で、同学年の子供たちとのレベルの差に直面して、あまり面白くなさそうです。
というか、そもそも野球に興味を抱いていない感じさえします。
ここが決定的にマズいです。
最初は下手でも、野球に興味を持っていれば熱心に練習できるし上達もするはずです。
そして、子供が頑張っていれば、親も協力しようという気になるはずなんです。
でも、肝心の子供にやる気がない・・・
結局、辞めてしまいましたね。
そのご家庭にとっても、チームにとっても、後味が悪い結末になってしまいました。
「親子そろって野球に興味を持っていない家庭」を、「ママ人脈」で安易に誘ってしまうと、
このようなトラブルになるリスクがあります。
もともとママ同士が知り合いだと、大事なことを確認せずに流されるように入団してしまうことがあるからです。
ですので、ママ人脈で勧誘するときは、まずはチームの基本事項(親当番の内容や部費など)を正確に親に伝える必要があります。
そして、子供が本当に野球をやりたいという気持ちになっているかを確認する。
ここはしっかりとやりましょう。
でないと、後からトラブルになりますよ。
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