少年野球の親のトラブル予防策C【父だけの飲み会はやめませんか?】

 

 

要りますか?

 

 

 

こんにちは。
『テックロ野球研』のテックロです。

 

少年野球チームの保護者間のトラブル」でお話ししたように、その1番の被害者は子供です。
だから、絶対に親はトラブルを起こしてはいけません
しかし、少年野球の現場にはトラブルの火種が無数に転がっています。
そこで、親のトラブルを予防するために各保護者に心がけて欲しい事を、私テックロが勝手に述べさせていただきます。

 

今回は「父だけの飲み会はやめませんか?」です。

 

 

 

息子が最初の野球チームに入って間もない時でした。
チームの父親だけの飲み会に誘われたのです。
私はもともとお酒を飲むし、大勢の人との飲み会も好きなので、迷うことなく参加しました。
チームの父達ともっと打ち解けたいという気持ちもありましたしね。
で、参加した結果、やっぱり楽しかったです。
新入り父だったのでそれまで遠慮気味にチームの活動に参加していたのすが、一気に他の父達との距離が近づいた感じがして「飲み会に行って良かった」と思いましたよ。

 

 

最初はね

 

 

でも、その後だんだんとチームの親達の実情がわかってきました・・・。

 

 

 

チームの活動に熱心な父達がいるわけですが、その父達が監督の悪口を言うわけなんですよ。
それも毎回。
うちの監督はダメだ≠ニいうのがその父達の共通認識になっていて、悪びれることなく平然と父達の間で監督批判をしているわけです。
新入りの私は「へえ、そうなんですね・・・」と受け流すしかないわけですが、内心では良い感じはしませんでした。

 

また、父達の間でもチームの活動に熱心な父とそうでない父達がいることも分かってきました。
母たちのように「派閥」とまではいきませんが、楽しんでいる父グループがあり、そこには入ってこない父達がいましたね。

 

父達の飲み会は月に1度は開かれていました。
時には2週連続の時もありましたね。
飲み会を企画するのはもちろん楽しんでいる父
そして、楽しんでない父≠焉A毎回ではないですが、飲み会に参加します。
やっぱり断りづらい雰囲気≠ェありますからね。

 

で、飲み会で大はしゃぎする父。
自分の息子が活躍した日などは超ハイテンション。
すっごく楽しそうです。

 

私の息子は、まだ低学年で全く試合に出ていないので、そのノリにはなかなかついていけません。
6年生の補欠の父もいましたが、その父はなおさらついていけなかったのではないでしょうか?ストレス溜まってたと思いますよ。

 

監督批判も格好の酒の肴です。
人間、酔ったら感情が吹き出ますからね。
言いたい放題です。

 

他人の子供も酒の肴になってましたね。

 

 

 

少年野球の親のトラブル予防策@」でも言いました。
親のトラブルを回避するためには感情を常にフラットに保つ必要があると。
しかし、飲み会で騒いでいる父達は、完全にチームの活動に自分の感情をぶつけています
冷静な父達との温度差がありすぎ。
これはトラブルを生む要因になりますよ。

 

また、飲み会ではしゃぐ父達は、試合中に子供に指示を出す父が多い。そして、子供がミスをすると責めます。
こういう父の行動が子供の成長を阻害することはすでにお伝えした通りです。
少年野球ダメ親あるある@ミスしたわが子を責める父
少年野球ダメ親あるあるA試合中に子供にプレー指示を出す親

 

 

結局「父だけの飲み会」って、自分が楽しむための酒ですよね?
でも、父だけで楽しむ必要ありますか?

 

 

何度も言ってますが、少年野球の目的は「子供たちを成長させること」です。
それ以外にありません。

 

父が飲み会開いて子供の成長に何かプラスになることありますかね?
「あ、お父さん、今週も父の飲み会に行ってくれる。よし、僕も頑張って素振りするぞ!」なんてことにはなりませんよね?

 

 

むしろ「父だけの飲み会」はチームにとって有害だと考えます。

 

 

  • 親の時間的・金銭的負担が増える→この負担は子供の成長に全く役に立たない、かつ、新入部員が増えない要因になる
  • 親同士の付き合いに濃淡ができる、感情が出る→トラブルの要因になる
  • 一部の親がますますチームの活動に感情移入してしまう→子供を叱責するなど、子供の成長の害になる

 

 

何も良いことはありません。

 

 

「いや、父達は長い期間チームの裏方として協力し合うことになるんだから、酒でも飲んで打ち解ける必要はあるだろう?」

 

と言われるかもしれませんが、話し合うべきことは父母会などのフォーマルな場で、冷静になって話し合うべきです。
酒がないと組織がまとまらないという考え自体が昭和
ビジネスの世界でも、すでに腐りきった考えだと思いますよ。
「飲みニケーション」なんて完全に死語ですしね。

 

というより、「父の飲み会」を開く人は、結局は自分が楽しみたいから≠セけなんです。
チームのためにやってるわけではありません。

 

 

そんなに飲みたいのなら、自分の友達と飲めば良くないですか?
息子が活躍した日は家族と焼き肉でもいって褒めてあげたらどうですか?

 

 

 

過去二回、酔って周りに絡む父を見ました。
不満が溜まってたんでしょうね。酒が入って一気に噴き出たのでしょう。
周りは止めますが、酔って絡む人間に理屈など通用しません。
結局、そのうちの一人はチームを辞めていきました。もちろん子供も一緒に。

 

野球父は誰だって不満の一つや二つ抱えていますよ。
酔っ払ってそれを吐き出して、何の意味がありますか?
子供がかわいそうなだけです。
もし、その飲み会がなければ子供が辞めることはなかったと思います。
交通事故と一緒。起きてはならないことなんです。

 

 

 

「父だけの飲み会」は要りません

 

子供も含めた「忘年会」「卒団式」など、年に数回みんなで集まれば十分でしょ?

 

 

 

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