少年野球ダメ親あるあるC監督の采配・選手起用・指導練習内容を批判する保護者
監督なんてできません
こんにちは。
『テックロ野球研』のテックロです。
今回は「監督の采配・選手起用・指導練習内容を批判する保護者」について持論を語りたいと思います。
組織のルール
「監督、なんで○○をレギュラーで使わないんですか?」
「監督〜、あの場面でなんで走らせたんですか〜」
「監督!もっと子供たちを走らせましょうよ!ぬるいですよ、このチームの練習は!」
結構いますよね。
少年野球チームの監督やコーチに対して、采配批判、選手起用批判、指導批判などをする子供の親。
他の少年スポーツチームでも同じなんでしょうね。
でも、これダメでしょ?
試合での采配・選手起用、子供達に対する指導練習内容の決定
これは監督の役割です。
保護者の役割ではありません。
これらは全て監督が決めなければならないことなのです。
監督は監督なりの「考え」があって、これらの事項を決定します。
その「監督の考え」と「保護者の考え」が一致するとは限りません。
いや、完全に一致することなど絶対にありえないのです(親は基本的に我が子がかわいいですからね)。
にもかかわらず、監督の決めるべき事柄について保護者が口出ししたり批判していたりしたらチームは組織として機能しなくなりますよ。
いや、気持ちはわかりますよ。
それはよくわかります。
私も息子が最初に入った野球チームでは不満だらけでした。
でもね、その不満を監督に直接ぶつけたらダメですよ。
「だったら、あんたが監督をすれば?」
できません。
絶対にできません。
自分の休日を全て捧げて子供たちの野球指導をするなんて、私には到底できませんから。
だから監督批判なんてしちゃいけないのです。
監督批判をする親はだいたい野球経験値の高い方です。
監督よりも高いレベルで野球をされていた方にこういう傾向が強いです(そうでない方ももちろんいますが)。
でもね、いくら自分の野球経験が豊富だからと言っても、あなたのチームではないのですから、監督の決定事項について批判したり口出ししたりしてはダメなんですよ。
これは組織としての基本的なルールなのです。
親たちが好き勝手に監督批判を繰り返していたら、その監督はつぶれます。
そしてチームそのものがつぶれてしまうのです。
ただし、ひとつだけ批判していい例外があると思っています→「親が監督から子を守れ!」
チームを辞めるという選択肢
じゃあ、どうしましょう。
どうにも我慢ならなくなったら親はどうしたらいいのでしょう?
そのチームを辞める?
いや、それもダメでしょ。
だって、チームに所属して活動しているのは親ではなく子供なのですから。
子供が主役で親は裏方にすぎないのです。
子供の気持ちを無視してチームを辞めるなんてことは絶対にしてはいけないんですよ。
チームの子供達の気持ちは人それぞれです。
野球に対する高い意識をもってやっている子供もいれば、チームの仲間と一緒にいることが楽しくてやっている子供だっているのです。
子供自身が「友達と別れたくない」と言っているのに、
親が勝手に「こんなチームにいても上手くならないぞ!」と無理やりに辞めさせてしまったら・・・
子供は野球への興味を失うでしょうね。
親子の信頼関係も崩壊しますよ。それも半永久的に。
私の息子は最初に入ったチームを辞めました。
それは息子自身がチームの指導方法に嫌気がさしていたからです。
まあ、私の考えが息子に影響を与えていたことは否めません。ですが、それでも息子自身がチームを変わりたいという意思を持ったのです。だからチームを変わりました。
では、仮に息子が「このチームで最後まで野球を続けたい」と言っていたら・・・
無論、続けていましたね。
所詮、親は裏方なのです。
裏方の考え、気持ちなど組織には反映されないし、反映させようとしてもいけないのです。
チームの采配、練習内容は監督の考えで決める
チームへの入団、退団は子供の考えで決める
これが絶対のルールなのです。
外で吐きましょう!
でも、このままではやるせないですよね?
我慢ならないですよね?
だったら外で吐きませんか?
チームとは全く無関係の場所、人に対してグチを聞いてもらうのも良いでしょう。
それから、私みたいにインターネット上で発信するのも良いですよ。
私もチームの監督に対して直接批判することはしませんが、現にこのサイトで勝利至上主義≠批判しています。
特定の個人や団体を誹謗中傷することは絶対にしてはいけませんが、自分と考えが違う不特定多数の人に対して自分の考えをネット上で発信することは問題ありません。
サイトやブログが面倒であれば、ツイッターやフェイスブックでもいいんです。
発信を続けていると、誰かが共感してくれるかもしれません。
誰かが変わってくれるかもしれません。
組織の秩序を乱すことなく、他人とトラブルになることもなく、自分の考えが少しずつ広がっていく可能性が生まれるのです。
自分の野球に対する考えを発信してみましょう!
もし、私と同じように脱・勝利至上主義≠フ方がネット上で発信を始めてくれたら、私としてはとても嬉しいです。
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