ショートからセカンドへのダブルプレー@正面のゴロ→ショートスローを練習せよ!
受け手を思う
こんにちは。
『テックロ野球研』のテックロです。
野球DVD「内野守備・上達革命」で元西武ライオンズの清家政和氏が解説されているショートからセカンドへのダブルプレー@正面のゴロ≠説明します。
野手のスローイングの考え方
ピッチャーはバッター(相手)が打ちにくい球を投げなければいけません。
だから、ギリギリまで体を開かずボールをギリギリまで隠して投げます。
しかし、ピッチャー以外の野手は、ボールの受け手(味方)が捕りやすい球を投げなければいけません。
なので、受け手がボールを見やすい態勢で投げることが大切です。
これが、野手のスローイングの基本です。
6−4−3のダブルプレーのスローイング
では、ダブルプレーを狙うシーンでショートが正面のゴロを捕って、2塁に入るセカンドにスローイングする際の基本を説明します。
1 受け手にしっかりボールの握りを見せる
ピッチャーがバッターに投げるときはギリギリまでボールを隠して投げます。
しかし、ショートがセカンドにスローイングするときは、捕りやすいボールを投げなければいけません。
なので、最初からボールの握りをセカンドに見せる形でスローイング態勢に入りましょう。
2 投げる際に、二塁に対して左足を少し開く(セカンドが見やすいように)
ボールを投げるときは、目標に向かってつま先を向けることが基本でした。
しかし、ショートからセカンドへの送球は距離が短い(ショートスロー)ので、ボールを受けるセカンドとしてはボールが捕りにくくなります。
なので、受け手であるセカンドが少しでもボールを見やすくなるように、ショートは少し左足を開いて投げてあげましょう。
逆に左足をクロスして投げたりしたら、セカンドとしてはとてもボールが見にくいので、落球してしまうおそれがあります。
3 投げた時、指先をさして受け手に見せる
ピッチャーがバッターにボールを投げるときは、しっかり腕を振ることが重要です。
腕を振ることでボールのスピードが増しバッターを抑えることができるからです。
しかし、ショートからセカンドへのスローイングで重要なことはスピードのあるボールを投げることよりも、セカンドが捕りやすいボールを投げることです。
なので、セカンドがボールの出所、軌道がわかりやすいように、ショートがスローイングするときはセカンドに指を差すようにして投げましょう。
なお、腕を流して投げてはダメです。
実際にセカンドをすればわかりますが、こんな投げ方をされたら捕りにくくてしょうがありません。
4 ワンステップを入れる
ゲッツーを捕るのにギリギリのタイミングであれば、ショートはゴロを捕ってすぐにノーステップでセカンドに投げなければいけません。
しかし、ゲッツーを取るのに余裕がある場合には、なるべくワンステップしてからショートスローを投げましょう。
ワンステップが入ることで、受け手であるセカンドとしてもリズムを作りやすくなります。
ショートスローの練習方法
最後に、ゲッツーの際のショートスローの練習方法を説明します。
置いたボールを敬礼のようなポーズで捕る。
そして、体を起こしながらアンダースローのような腕の軌道で投げる。
セカンドを指さすことを忘れない。
この練習を繰り返すことで、素早く、かつセカンドが捕りやすいショートスローを投げられるようになります。
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